コンドロイチン
コンドロイチン。
コンドロイチンは、細胞・組織・器官などを支えているグリコサミノグリカンの一種で、関節軟骨や骨、皮膚、脳などあらゆる組織に広く存在します。グリコサミノグリカンは、以前はムコ多糖体と呼ばれ、アミノ糖とウロン酸かガラクトースの二つの糖分子が、枝分かれなし繰返し長く鎖状でつながったもので、ねばねばしています。美肌によいとされるヒアルロン酸もムコ多糖体の一種です。多くのムコ多糖体は、保水力にすぐれ、たんぱく質と結合した形(プロテオグリカン)で、体内に存在しています。
関節軟骨は、軟骨細胞、コラーゲン、たんぱく質と結合したコンドロイチン硫酸・ヒアルロン酸などからできています。関節では、骨の上に、関節液を含む軟骨が覆っていて、圧力を和らげ、骨と骨が直接あたらないようになっています。衝撃が加わると、軟骨の中のコンドロイチンから水分がにじみ出て、衝撃を吸収しています。加齢で年を取ると、コンドロイチンが減って、軟骨が弾力を失い、また関節液も減少して、軟骨同士がぶつかり合います。さらには、軟骨も磨り減り、骨同士がぶつかると、痛みを感じるようになります。中高年に多い変形関節痛は、このようにして起きると言われています。
コンドロイチンの効果がですが、関節で衝撃を吸収しますが、他に炎症を抑える働きや、軟骨を分解する酵素の働きを抑えて関節軟骨の材料のプロテオグリカンを増やす働きがあります。しかし、体内でのコンドロイチンの生成は、25歳をピークに加齢とともに、低下していきますので、補う必要があると言われています。食事として摂取する場合、カロリーが多くなりますので、サプリメントでの摂取が勧められます。
医薬品としては、ゼリア新薬工業からコンドロイチンZS錠(430錠他)やコンドロイチンZ錠などが販売されています。関節痛、神経痛、腰痛、五十肩などに効果があります。階段を昇ったり降りたりが辛いとか、座れなくなった、椅子から立つ時膝が痛いなどの股関節痛や膝関節痛の症状に有効です。配合されているコンドロイチン硫酸ナトリウムは、コンドロイチン硫酸のナトリウム塩で、コンドロイチンを安定させて摂取できるようにしたものです。
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コラーゲン
コラーゲン
コラーゲンは、人のたんぱく質の約30%を占める繊維状のたんぱく質で、皮膚にその40%が、軟骨・骨に20%があり、また、細胞間を埋めて細胞を支える細胞間マトリクスとして、プロテオグリカンとともに全身にあります。皮膚では繊維芽細胞、軟骨では軟骨細胞、骨では骨芽細胞がコラーゲンを作っています。コラーゲンが作られるときビタミンCが必要で、不足するとよく知られた壊血病になります。加齢により皮膚がたるみしわができたりするのは、コラーゲンの分解が進む一方で、これらの細胞でのコラーゲンの生成が減少するためです。
コラーゲンは、3本のポリペプチド鎖から成り立っています。ポリペプチドとは、アミノ酸が50個以上結合したもので、ペプチドとは、アミノ酸が2〜50個結合したものを言います。軟骨では、コラーゲン(II型)が、プロテオグリカンや軟骨細胞の支持体となっています。コラーゲンは3本のポリペプチド鎖なので通常消化できず、熱してゼラチンとして、または、さらに細かく分解してコラーゲンペプチドとして摂取します。コラーゲンの摂取は、骨・関節の悩みの緩和、骨生成の促進、美容などの効果があるとされていて、最近の健康食品では、サプリメントとしてコラーゲンペプチドとして市販されています。アスリートにも人気があるそうです。
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グルコサミン、MSM、ヒアルロン酸
グルコサミン、MSM、ヒアルロン酸
グルコサミンは、糖とアミノ酸が結合したアミノ糖の一種で、関節軟骨に存在するプロテオグリカンの構成要素で、材料となるほか、軟骨細胞を刺激してプロテオグリカンの生成を促進します。コンドロイチンは、軟骨が壊れるのを防ぐ働きと一言で言えるのに対し、グルコサミンは、軟骨を作る働きをするといえます。グルコサミンも、ムコ多糖の構成成分として広く存在し、カニ・エビなど甲殻の成分であるキチン質に豊富に含まれています。もともと体内に存在し、年齢とともに生成が衰えていきますので、関節痛のかたは、コラーゲンやコンドロイチンとともに摂取が望ましいです。最近のサプリメントでは、コンドロイチンとグルコサミンを混合したものが、コンドロイチン&グルコサミンとしてサントリーなどから販売されています。
また、MSM(メチルスルフォニルメタン、硫黄成分を含む物質)を含むサプリメントも出てきました。MSMは、コラーゲンを生成するときに欠かせないミネラルで、関節痛に効果があります。また、スキンケアとして、肌のコラーゲンを作って肌に弾力を与え、しわ・セルライトに効きます。さらに、ヒアルロン酸も、関節軟骨の機能維持には重要な役割をしており、摂取により軟骨の磨り減りを防ぎます。ただ、通常の摂取では胃酸で分解されますので、サプリメントではコーティングにより消化されずに腸で吸収されるような工夫がされています。コラーゲンと一緒にとると効果的です。
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